●本文
Some years ago, different types of financial provider sold
different financial products, for example…
●チェックポイント!
・financial provider 金融機関
・financial product 金融商品
●対訳
数年前は、異なる種類の金融機関がそれぞれ異なる金融商品を
売っていた。たとえば…
●英語「で」学ぶポイント
さあ、今日から新しい「金融業界シリーズ」のはじまりです。
仕事で使える表現がたくさん出てくるので、ぜひ楽しんで憶え
ちゃいましょう。
今日のポイントは、”financial provider”という表現。
対訳では「金融機関」としていますが、英語の方は”provide”と
言う単語に”er”がついた”provider”。その本来の意味は?と聞か
れれば…
はい、IT業界の人ならピンと来て、「インターネット・サービス・
プロバイダー」といえば、インターネット接続を提供する業者、
ということで、”provider”=「提供者」となります。
日本語で「金融機関」って聞くと、なんだか重々しいイメージが
あって、「よろしくお願いします」なんて最敬礼したくなりますが、
”financial provider”なら「金融商品の提供者」って感じで、むしろ
我々ユーザーの方が上、と思えます。
語感一つの違いといえばそれまでですが、ひょっとすると英語
ネイティブと日本人の世界観の違いを表しているかもしれません。
金融機関や「お上(かみ)」を敬う日本人と、しょせんは提供者、
選ぶ権利はこちらにあるというネイティブと。
コミュニケーションがうまくいかない時は、こんな世界観の違いが
あることが多いので気をつけたいものです。
さあ、そして、最後が「たとえば…」で終わっているので、具体例
の紹介は明日。どの金融機関でどんな商品が売られているか、
ちょっと考えてみてください。