明けましておめでとうございます。シンメトリー・ジャパン代表の木田です。
昨年、2017年は人材育成にとって大きな節目であったと改めて実感しています。
とくに個人的に衝撃だったのは、「目標による管理制度 (MBO)」の陳腐化です。
今でも多くの日本企業に導入されているこの制度、欧米の先端的な企業では「もはや古い」という話は聞いていたのですが、当事者の口から語られるとそのリアリティが圧倒的でした。
たしかに、変化が激しい今の時代、1年前に立てた目標の達成度に応じて人を評価するのは現実的でないというのは、いわれてみればその通りなのです。
もう一つ衝撃だったのは、人工知能による仕事の「自動化」の進展です。
今度は「RPA (ロボットによる業務自動化)」というキーワードで語られて、「いずれはそうなる」という話は聞いていたのですが、デモで実際に見てみると、「たしかに、単純作業を人間がやる時代は終わった」との感慨を覚えます。
2018年は、これらを踏まえ、「これからの人材育成を模索していく年」になると個人的には捉えています。
当然そこには手法の変化と共に、「今の人材に必要なスキルセットの見直し」も関わってくるでしょう。
これらを踏まえて、今年もクオリティ高い人材育成のためのセミナーや研修をお届けして参りたいと思います。