ビジネス上の取引は、たいてい後払いになります。

「当社は月末締め、翌月末払いなんですよ」

とか言われると、納品したにもかかわらずお金を払ってもらえるのは翌月末まで待たなければいけません。

まあ、お互い様なのでしょうがないと言えばしょうがないのですが、ふと疑問に思うことってありませんか?

 「もしも、待っている間に相手の企業が倒産しちゃったら、どうなるんだろう?」

と。

と言うのにピンと来た人がぜひチェックしておきたいのがこちら。

リスクモンスター データ工場著、日本を元気にするリスモン式与信管理力―会社格付とデータと女将

書名と著者名のせいで、「どーせ会社の宣伝のために書いた『自費出版』なんだろうな〜」と思ったら、意外(と言ったら失礼か)に中身はしっかりしている与信管理の本です。

第1章で小料理屋の女将の話を使って与信管理とは何ぞや?を理解したうえで、残りの章は具体的にどこから情報をとってくるのか、撮ってきた情報をどう評価するのか、に割かれています。

半自動で格付けできるスコアリングシートが付いているのも親切ですね。ちなみに、このスコアリングシートの中の項目には、「大手優良企業の関連会社で、商号に親会社の『かんむり』がついている」なんてのもあって笑えました。でも、たしかに「かんむり」がついた子会社はつぶしにくいですもんね。

以下、ポイントを。

●会社法上、すべての株式会社は次の3つの方法のいずれかによって決算公告を掲載する義務があります。
 官報への貸借対照表の要旨を掲載する
 日刊新聞
 インターネット

●官報自体は有料だが、過去30日間の官報はインターネット上で無料で閲覧することができる
 https://search.npb.go.jp/kanpou/;jsessionid=CHI862R509M99OC5499K4EEHS8FRP52FK6QDQCKV8RRKESGEMV1T7QQBU0OG2000AC000000.KANPOU_003
 ※月額2千円程度必要

お問い合わせ下さい

シンメトリー・ジャパン問合せ窓口

記事には書ききれなかった様々なノウハウをご紹介することができます。ご要望・ご質問をお問い合わせページよりご連絡ください。