海外に進出する中小企業がますます多くなっていますが、そんな会社が必ずと言っていいほど陥るワナをご存じでしょうか?
それは、「人」の問題です。
販売代理店とうまくいかずケンカ別れしてしまったり、現地スタッフとのトラブルで事務所の存続すら危ぶまれたり、あるいは派遣した日本人が勝手な暴走をして本社の意向が伝わらない、などという事例も目にします。
もしこれが、ネームバリューのある大企業ならば状況は違います。○○物産や○○電機産業のような超有名な会社ならば、現地の人材もより取りみどりです。優秀な人材を採用することで、人にまつわるトラブルを事前に防止することもできますし、何よりもしっかりした法務部門があるため、仮にトラブルが起こっても簡単に「火消し」できるものです。
でも、中小企業にとっては「致命的」になりかねません。悲しいかな、ネームバリューがない中小企業と付き合ってくれるのは、「そこそこの人材」というのが正直なところ。そうすると、いくら契約で縛ったとしても、私たちが思いもよらなかったことを言い出して、日本人にとってはまるで「不意打ち」のようなトラブルに見舞われることになるのです。
とくに、「周回遅れの海外進出」と呼んでいますが、これから海外進出を本格化する企業は、取引先が海外に出たために、あるいは日本国内の市場が激減したためにやむを得なくと言うケースが多いものです。そうすると社内に海外向けのグローバル人材がいなかったりヘンな焦りがあるせいで、余計にトラブルに巻き込まれやすいものです。
では、どうしたらそんなトラブルを避けられるのか、という悩みへの答がこのセミナーです。
講師は、名うての海外ビジネスプロデューサーとして知られる、フォワード・インターナショナルの山本利彦先生です。山本先生いわく、過去15年にわたる海外ビジネスの経験で多くの成功事例・失敗事例を知ると、実は失敗する会社にはある共通した特徴があるとのこと。
ということは、その特徴を徹底して避けることができれば、成功への確率を高めることができるのではないか…そんな観点からの山本先生のコンサルティングは熱狂的なファンを呼び、JETRO(ジェトロ:日本貿易振興機構)から中国・アセアン地域専門アドバイザーとして三顧の礼を持って迎えられたほどです。
そんな山本先生を招聘して、シンメトリー・ジャパンでは少人数制のゼミのようなセミナーを主催します。これから海外進出を考えている企業の経営者の方はもちろん、一度進出したがあきらめた方、現在も苦戦中の方もぜひおいで下さい。
お話しいただく内容
本当にあった「海外進出怖い話」
経験論ではなく、経営論で乗り越える文化の違い
「あの会社が海外に?」誰もが驚いた老舗企業の成功例
海外で成功する日本人、失敗する日本人、その違いは?