「IR(アイアール)」って、最近よく聞きますよね。
新聞を開けば、六本木ヒルズなんかでやってるイベントをよく目にします。
でも、ホントの所、それってなんなの?
という方にお薦めなのがこちら。
日本インベスター・リレーションズ協議会著、 IR戦略の実際
評価は
★★★★☆ (お薦めです。買って損は無し)(評価の基準はこちら)
IRって、要するに、「PRの株主版」ですが、その成り立ち・目的・方法論がコンパクトにまとまっています。
多少正論チックな所があって、「そうは言われても、実際は難しいよね」と突っこみたくなる点もありますが、まあ、入門書としてはそれはやむを得ないところでしょう。
本書にも書かれていますが、日本においてもこれからは直接金融にシフトしていくのは同意するところ。
ぜひ、IRに携わる人だけではなく、普通のビジネスマンにも読んでいただきたいですね。
「企業価値を最大化する」とか、「時価総額経営」とか、「そう言うことだったのかー」というヒントが盛り込まれています。
下記、ポイントを。
●IR協議会の倫理規定
公正性・自発性・透明性・比較可能性
●IRの効果
-適性株価形成
-どれだけ多くの人に関心を持ってもらったか
アナリストレポートの数
株主数
売買高
-自社の内容を株主や投資家に理解してもらったか
アナリストレポートの内容
利益予測のブレ
-自社の株を保有してもらいたい株主が増えているか
株主構成
株主判明調査
-株主からの意見を反映した経営をしているか
●IRの発展サークル
広報 マーケティング
価値創造 フィードバック
●個人向けIRの先進企業
ノキア