ブランチャードの名著、「1分間マネージャー」に代表される「1分間シリーズ」のうちの異色作を読んだ。

スペンサー・ジョンソン著
1分間パパ―わが子をどうほめ、どう叱り、どう導くか

評価は

★★★★★ (何度でも読む価値あり)(評価の基準はこちら)

「異色作」と書いたのは、この本がマネジメントならぬ、子育てをテーマとしているから。本当に徹頭徹尾子育てのテクニックについて述べてあるため。

ただ、その手法は、「1分間マネージャー」で提言されたものとほとんど同じだ。すなわち、

1分間で叱る法
1分間でほめる法
1分間の目標作り

からなる。

マネジメントの手法を子育てに持ち込むことは、一見荒唐無稽に見えるかもしれないし、違和感を覚える人もいるだろう。ただ、個人的な感想としては、 マネジメント-とくに、部下との接し方-と子育ては驚くほど共通点が多いと感じる。確かに、考えてみれば、様々なガイダンスを与えながら、自律的に行動す る人材を生みだす、というプロセスは非常に似ている。

しかも、本書では、単なる精神論でとどまらず、実際にやることができるテクニックが紹介されているのが嬉しい。もちろん、子育てのベースに愛情があ るのは否定しないが、具体的なテクニックを学ぶことにより、まずは「形からはいる」のも有効なアプローチではないかと感じている。