「ツイッター、使い始めたんだけど、イマイチ活用の仕方が分からなくて…」
と言う人にお勧めしたいのがこちら。とくに、マーケティングの一環としてツイッターを使うなら必読でしょう。
評価は
★★★★★ (何度でも読む価値あり)(評価の基準はこちら)
手法ウンヌンと言うよりも、「ツイッター的世界観」とでもいうのか、サービス提供者と受益者の境目が曖昧になる状況をイキイキと描き出してくれています。
もちろん、本書で書かれた楽天的な状況がいつまでも続くはずはないのですが、それでも参考にしたい一冊。
以下、ポイントを。
●イベントの企画の段階から進捗状況をつぶやくことによって、参加者も巻き込む
「今日はビールをおつまみを注文したよ」、「いまのところ参加者は○○人」、etc.
●実在のコアカスタマーをアーリーアダプターとしてハンティングする
コミュニティに頻繁に投稿するメンバーを特定
かれらのつぶやきやブログをフォロー
コメントを付けたりチャットしたりでコンタクト
サービス提供者に仲介
●Web2.0で人をつかまえるための11のヒント
1. ディテールで差を付ける
モレスキンのノート
2. ワンランク上を目指す。顧客の期待やベストプラクティスを超えるような満足感を目指す
3. 感情に訴える。製品やサービスへの愛着は、コミュニティを生みだす力になる
4. 楽しさの要素を盛り込む
ヴァージン航空
5. 当たり前のものをファッショナブル化する
6. フロー体験を設計する
アップル
チクセントミハイの「フロー体験」
高度な技能の習得が必要とされる
目標が明確である
達成度についてのフィードバックが得られる
自分で局面をコントロールできる
7. パーソナライゼーションの余地を残す
8. 実験精神で臨む
9. シンプルにする
10. お客様をまずハッピーにする
iPod、iTunes
11. ソーシャル・キャタリストをつくる
iPodの白いイヤフォン