「Web2.0ってさぁ、要するにどういうこと?」

って、教えて欲しいですよね。

しかも、

「ITヲタクの話はどうでも良いからさぁ、ビジネスパーソンの視点から分かりやすく説明してよ」

と。

そんなニーズに応えるのがこちら。

小川浩、後藤康成著、 Web2.0 BOOK

評価は

★★★★★ (何度でも読む価値あり)(評価の基準はこちら)

web2.0とはなんぞや、の解説があるし、web2.0的様々なサービスの分析も有効。でも、何よりも分かりやすく感じるのは、web2.0を 「webの環境変化とそのトレンドをまとめたもの」と捉えて、それを軸に全体が上手に構成されていること。本全体に、一体感があるとでも言うか。

結果として、web2.0があなたのビジネスに与える影響のヒントにもなるはず。もちろん、答えを考えるのは自分自身なんだけど、この本は現在我々を取り巻くweb環境を的確に教えてくれるから。

下記、ポイントを。

●オライリーによるweb2.0の定義
1. サービス提供者である
2. データソースをコントロールできる (利用者をユーザー化して、それをデータ提供できる)
3. ユーザーの無意識な参加を促す
4. 集合知を利用する
5. ロングテールを理解する
6. プラットフォームを選ばない
7. リッチで軽い

「重要なのはこれら7つをすべて網羅していることよりも、垂直的にどれか一つでも飛び抜けてコミットしている企業の方がweb2.0的」
●印象的なサービス
GTools
Windows Live
Zimbra
テクノラティ

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