「最近年のせいか、記憶力が悪くなってきたなぁ…」
と思う方、それはひょっとしたら食生活のせいかもしれませんゾ。
と考えさせてくれる良著がこちら。
評価は
★★★★☆ (お薦めです。買って損は無し)(評価の基準はこちら)
ただ、書いてある内容が科学的に当を得たものかどうかは保証の限りではありませんけれど。
たとえば、
「食べ物には、『加工すればするほど消化するのがしんどくなる』という原則がある」
と言う記述。てことは…ナマゴメ・ナマムギ・ナマタマゴが消化にいい、と?
と言う疑問も含めて、いろいろと考えるヒントにするのが本書の正しい使い方でしょう。
以下、ポイントを。
●結論としては、起きてすぐの朝食は控え、1時間程度のウォーキングなど、軽く体を動かしてから食べるのが、理にかなった食べ方だ。
●成人になってもラクターゼを持っているのは北欧系の人に限られる。日本人などのアジア人種、アフリカ系の人はラクターゼが働かないので、いくら牛乳を飲んでもカルシウムは吸収されず、ムダに排泄されていくばかりなのだ。
●牛乳の問題点はまだある。マグネシウムが少量しか含まれていないと言うのがそれだ。…ほぼ10:1だ。…一般にはカルシウムとマグネシウムを2:1くらいの割合でとるのが良いとされる
●カルシウムは、全身の細胞がアクションを起こすためのスイッチとしての役割も担っているから、マグネシウムによる統制が適切におこなわなければカルシウムは暴走し、細胞の誤作動につながる。…脱灰が「視力低下や糖尿病、心筋梗塞の引き金になる」理由も、まさにここにあるのだ。
●健康の維持増進に不可欠な5つのポイント
体内のミネラルバランスを維持する
体内の脂肪酸バランスを維持する
体のサビ止め(抗酸化栄養素)を充分にとる
食物酵素を充分にとる
腸と肝臓の健康状態を高める