組織の中に「対立」って聞いた時、どんなイメージを持ちます?

いろいろあるかと思いますが、少なくともポジティブではないですよね?

でも、見方を変えれば、それは「革新」を生み出すチャンスじゃないの?という大胆かつ納得の提案をしているのがこちら。

生田 洋介著、7000人のプレイングマネジャーを変えた8つの法則

著者は、「アクティビティ」を使った気づきを促す研修を提供しているIWNCのコンサルタント。

しかも、過酷な自然の中でスピードを競うアドベンチャーレースの実践者ですから、追いつめられたギリギリの体験談が一層説得力を増します。

冒頭の、「対立が革新を生み出す」という話に戻すと、対立を避けると言うことは、新しいアイデアや違う視点を採り入れる逃していると著者は指摘します。その上で効果的に対立を起こし、収束させる方法を、トーマス・キルマンの「5つの対立モード」(競合、受容、回避、妥協、強調)を理論的背景としながら解説しています。

組織内で対立が頻繁に起こり悩んでいる人はもちろんですが、逆に「対立すら起きない」、温度感の低い組織にいる人にはぜひお薦めしたい一冊です。

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