最近ビジネスの世界で「エンゲージメント」という言葉をよく聞きます。

別の動画でも既に解説していますがとても重要なんです。けれども、実は日本においてはエンゲージメントが低いんです。そうすると、エンゲージメント大事なのはわかったよね。高めたいと思うんだけどどうやったら測定できるの?実はもう答えが決まっていて、それがQ-12(キュートゥエルブ)と呼ばれている12個の質問ですね。これをこの動画では紹介したいと思います。

なお、Q-12は文化も習慣も異なる世界の国々を横断して調査するという背景から、日本人にはそぐわないところもあります。日本人向けのエンゲージメント・サーベイの実施ノウハウもご確認下さい。

エンゲージメント測定のQ-12(キュートゥエルブ)とは?

米国の調査会社ギャラップ社による12の質問に対する回答から、従業員のエンゲージメントを測定する方法論です。

もともとアメリカ発の考え方ですので英語も載せておきますので、もしご興味があれば英語を詳しくご覧ください。

Q1:職場で自分が何を期待されているのかを知っている
 (I know what is expected of me at work.)
  
Q2:仕事をうまく行うために必要な材料や機材(道具)を与えられている
 (I have the materials and equipment I need to do my work right.)

Q3:職場で最も得意なことをする機会を毎日与えられている(「6倍の法則」)
 (At work,I have the opportunity to do what I do best every day.)

Q4:この7日間のうちに、よい仕事をしたと認められたり、褒められたりした
 (In the last seven days I have received recognition or praise for doing good work.

Q5:上司または職場の誰かが、自分をひとりの人間として気にかけてくれているようだ
 (My supervisor,or someone at work,seems to care about me as a person.)

Q6:職場で自分の成長を促してくれる誰かがいる 
 (There is someone at work who encourages my development.)

Q7:職場で自分の意見が尊重されているようだ
 (At work, my opinions seem to count.)

Q8:会社の使命や目的が、自分の仕事は重要だと感じさせてくれる
 The mission or purpose of my company makes me feel my job is important.)

Q9:職場の同僚は真剣に質の高い仕事をしようとしている
 (My associates or fellow employees are committed to doing quality )

Q10:職場に親友(親しい友人)がいる
 (I have a best friend at work.)

Q11:この6カ月のうちに、職場の誰かが自分の進歩について話してくれた
 (In the last six months, someone at work has talked to me about my progress.)

Q12:この1年のうちに、仕事について学び、成長する機会があった
 (This last year, I have opportunities at work to learn and grow.)

エンゲージメント測定Q-12補足

Q3:職場で最も得意なことをする機会を毎日与えられている(「6倍の法則」)
「6倍の法則」というのは、Q-12そのものじゃなくて、ちょっと別のところから持ってきましたけれど、こんな説があります。
自分の強みにフォーカスしている従業員はそうでない人に比べて6倍も生産性が高い。ということは、そう、この動画にも出ているように自分の得意なことや最も得意なことをする機会が与えられればられるほど生産性も上がる。エンゲージメントも高まるという考え方になります。

Q10:職場に親友(親しい友人)がいる(I have a best friend at work.)
best friend という英語を直訳すると「親友」なんですけどね、親友って言っちゃうとちょっとこう強すぎるかなと思って私は親しい友人という風に読み替えています。

Q11:この6カ月のうちに、職場の誰かが自分の進歩について話してくれた
「あなた頑張って成長しているよ」もしくは「ちょっと最近頭打ちじゃない?もうちょっと頑張らないと」みたいな形で話してくれる

ここまで来ると、エンゲージメントという感覚分かっていただけるんじゃないかなと思います。

従業員が、一方的に会社に対して忠誠心を尽くすのではなくて、会社側も従業員の方に成長する機会もしくは仕事で成果を上げる機会を与えようという双方向の考え方になります。こんなのをヒントに、ぜひ職場においてエンゲージメント高めていただければ幸いです。

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