最近ビジネスの世界でエンゲージメントという言葉をよく聞くようになりました。
よく貢献意識という風に翻訳されます。

実は、昔ながらの単なる「従業員満足度」に代わって重要性が増しています。

ポイントとなるのは、実は双方向の貢献ということになります。
この動画では、エンゲージメントと満足度の違いを解説していきたいと思います。

「エンゲージメント」と「満足度」の違いは?

「エンゲージメント」そもそも何かというと、仕事での活躍と能力アップの場を提供するという組織の一種とそして組織に自発的に貢献しようっていうメンバー、要するに従業員ですね。これの意思の結合です。

エンゲージメントとは、一般的には婚約のことです。婚約も決して一歩通行じゃなくて男性からも女性からも両方共の合意に基づいてという点でエンゲージメントと同じですね。双方の合意に基づいてお互いに貢献していこうね。ということは、会社側が従業員に対して「あなた、もっと貢献してよ」とか「もっとコミットしてよ」って言うのではなくて、“お互いに”という所が一つのポイントになります。

では、なぜ今「エンゲージメント」が重要視されているのか?

似たような考え方としては、「満足度」というものがあります。要するに、従業員の満足度を高めれば生産性が上がって会社の業績もアップって言うのがこれまでの考え方だったんです。でも今は、多様性(ダイバーシティ)の時代ですね。色んな方が会社に属している。もしくは、色んな方がひょっとしたらパートタイムワーカーで働いていらっしゃる。そうすると何を以って満足するかっていうのが変わってきています。もしくは、より幅広くなってきています。

昔であれば、特に正社員の方は、仕事を一生懸命やる。「会社人間」みたいに言いましたけどね。結果として昇進し給料が上がれば満足だったんですけれども、多様性(ダイバーシティ)の今の時代には、「いや、私は楽してそこそこの給料だから満足なんですよ」「だって、空いた時間は好きなことに使いたいですから」。という考え方の人も増えてきています。

もちろん昔もいらっしゃいましたけれども、よりこんな人が増えている。もしくはお金もそうですが、例えば人間関係が良ければあるいは逆に人間関係が薄いからこそ満足ですよという人もいらっしゃいます。

でも、経営者の方としては、そこそこの給料だから満足という人ばっかりだと困っちゃいますよね。
なので満足度を測るのではなくて、「エンゲージメント(貢献意識)」を高めた方がいいかなっていう考え方があります。

世界と日本のエンゲージメントの実態

そして、エンゲージメントの実態って出てきますけども、これ実は世界各国でエンゲージメントが調査されています。こんなものになりますけどね(動画のグラフ参照)。

まずアメリカ・カナダで見てみましょう。緑色のパート31%はエンゲージメントを感じている人の割合です。一方で黄色のパートは52%ですけれど、これは中立っていうか別にエンゲージメントを感じているわけではないかなというような方。そして高いところはちょっと危険ですね。17%ですけれども逆エンゲージメント。つまり、組織に対して貢献しようどころか組織に対して面白くない思いを抱いている人がいらっしゃるということになります。

日本は隠してありますけれども、これも見ていきましょう(動画のグラフ参照)。ちょっと想像してみてほしいんですけれども、逆エンゲージメントもしくはエンゲージメントを感じてる人の割合がこんな数字になります。実は日本というのは逆エンゲージメント。

組織に対して面白くない思いを抱いている人の割合が23%ですから、もう世界最高クラスに高いです。
反対側こっちもそう、エンゲージメントを感じている人の割合は6%ですね。ちょっと意外に思われる方もいらっしゃるかもしれません。え?なに?日本って、昔から優秀な社員がいて会社に忠誠心を持っていたのでは?と思われるかもしれないんですけど、そこですよね、忠誠心とエンゲージメントは違う考えだと思います。

昔は一方的に従業員が会社に対して忠誠心でよかったんですけれども、今は双方向のエンゲージメントが求められている。なので、ちょっと納得いかないという方も分かるんですけどね、これを現実と受け止めて改善するためにはどうしたらいいか?っという風に考えるそんなきっかけにこの動画をしていただけるといいかなと思っております。

そして youtube ご覧の方は引き続き新しい情報をアップしていきますのでチャンネル登録いただければ幸いです。

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