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協会向け講師養成研修導入事例-日本手芸普及協会様

研修導入事例

公益財団法人 日本手芸普及協会様~自信を持って講師活動いただくために、我々ができる『最後の一押し』~

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日本手芸普及協会 事務局長 児島様(右)菊田様(左)

先生として、インストラクターとして活動されている方に協会である我々が出来る「最後の背中の一押し」を提供したい。

日本手芸普及協会様はどのような活動をされている団体なのでしょうか?
【児島様】 当協会では、全9部門のクラフトを通して、手芸愛好家の活動・手芸指導者の育成と支援。それとともに、手芸の普及・手芸を通じた社会貢献活動等の取り組みを行っております。
協会の遷移としては、1969年に当時の文部省より、財団法人日本手芸普及協会として設立許可を受けまして、2012年4月に内閣府より公益財団法人への移行認定を受け、今の形になりました。実は今年、設立50周年という節目の年なんですよ。
50周年おめでとうございます!
半世紀続く歴史の重みを感じる団体様と、お仕事をご一緒させていただける事、改めて感動しております。
では、弊社が関わらせていただいております、「指導者のためのアドバンス・プログラム通信講座」に関しましてお話を聞かせてください。こちらをご受講される方は、どのような方なのでしょうか?
【菊田様】:当協会会員になるには、指定するカリキュラムを履修し、資格を取得していることが前提条件となります。
その中で指導者として最高位を目指す方は、各部門の最高位養成講座と「指導者のためのアドバンス・プログラム通信講座」(以下アドバンス・プログラム)を受講いただき、認定を受けることになります。アドバンス・プログラムは大きく分けて3つの柱で構成されております。内容は、どの手芸ジャンルの指導にも必要な「色彩構成学」「コミュニケーション」「著作権の基本」で、御社にはそのうちの「コミュニケーション」の部分をお願いしました。
【児島様】:当協会の手芸ジャンルは全9部門。そして、各部門毎に最高位に当たる資格(師範・指導員)が存在します。
そちらを取得するためには、「指導者のためのアドバンス・プログラム通信講座」が必須受講科目となっております。
各部門の最高位講座は、各手芸ジャンルの専門技術や知識を学ぶ講座になります。アドバンス・プログラムでは各ジャンルに共通で、指導するうえで欠かせない内容について学んでいただきます。我々日本手芸普及協会の目的は、文字通り手芸の普及活動です。
アドバンス・プログラムは、普及活動として指導していらっしゃる会員の皆様が自信をもって活動していただくための、「最後の背中の一押し」みたいなイメージですね。

高い技術を持っていれば、確実にいい先生になれるか、というと、これはまた別の問題。「心構え」「知識」含めて、初めていい先生になれる。

「指導者のためのアドバンス・プログラム講座」を受講される方に、どのようになっていただきたい、等の「受講後の理想の姿」はありましたでしょうか?
【児島様】技術という点に関しましては、みなさん各部門の養成講座の中で学ばれて、既に高い技術をお持ちなんですね。しかしながら、高い技術を持っていれば、確実にいい先生になれるか、というと、これはまた別の問題だと思います。
「指導者のためのアドバンス・プログラム講座」というのは、『「いい講師・先生」になるための内容でなければいけない』というスタンスの元で立ち上げたもの。
だからこそ、やはり部門、ジャンル関係なく、各部門共通で、『講師・先生として活動していくために必要』な、「心構え」や「知識」を含めた内容を構成し、『最後の一押しを、我々の方から提供する』。それが形になったのがこの「指導者のためのアドバンス・プログラム講座」になります。

講座を「対面式」から、場所と時間にとらわれない「通信化」に変更したことで、全国どこからでも受講が可能に。そして定期的な集客にも繋がった。

なるほど、そういった想いの詰まったプログラムにご協力させて頂いて、改めて光栄に思っています。
でもなぜ「コミュニケーション」という実践が必要とする科目を「通信講座」として展開しようと思ったのでしょうか?
【児島様】受講者となる方が全国に散らばっていますので、場所と時間にとらわれない「通信講座」で今回から展開する事が前提でした。実は、このプログラムは、元々「対面式」の講座として存在していました。
【菊田様】どの講座もそうなんですが、この講座は「最高位資格」を取得するための講座になるので、受講される方は、既に講師活動をされている、「先生」「講師」の方達が大半です。
人気のお教室をお持ちの講師の方は、お忙しいイメージがあります。対面式開催時の日程は、どのくらいだったのでしょうか?

【児島様】そうなんですよ。「先生」というお仕事を始められると、やはりみなさん多忙でスケジュール調整が困難。
対面式のアドバンスプログラムというのが3ヶ月に渡る5日間コースだったのですが、その日程を押さえてご受講されるのがなかなか難しかったようで、最後は開催がきびしいときもありました。
また、対面講座となるとどうしても、主要都市(東京、大阪、名古屋など)での開催となるので、なかなか全国を回ることはできませんでした。
そうなると、そこに集まってこられる受講者の方達に対して、不公平感がどうしてもでてしまう。例えば、コスト面。色んな意味で遠方の方は、交通費、宿泊とかも伴ってくるということにもなりますので。

「通信講座」という手段を採る事で、公平に情報を提供する事が可能になり、「最高位資格」をより取得しやすい形に。

【児島様】基本的に我々は各部門の技術・知識に関しては、「対面での指導」という形を採っていますが、「指導者のためのアドバンス・プログラム講座」に関しては先駆けて「通信講座化をした」というのが経緯ですね。
「指導者のためのアドバンス・プログラム講座」だけ通信化にしたのですね。それはなぜでしょう?
やはり「指導者のためのアドバンス・プログラム講座」は最高位資格を取得する為のプログラム。
だからこそ多くの方に公平に、そして時間・場所問わず受講していただくには、「通信講座」という形がベストになります。
また、通信講座受講のし易さから「最高位資格」の取得がしやすい形になるのではないか、と考えております。

通信講座という形を採ることで、テキスト内容がさらに充実。既に資格をお持ちの方も講師養成の再受講を申し込まれるケースも?!受講者が増加し、講座を受講する門戸が更に開かれた事を実感。

なるほど、意味合いとしては、「情報格差を防ぐために、通信講座を選択」されたという事ですね。
では、「通信講座形式」にして「対面形式」と変わった部分、というのはありますでしょうか?メリットとデメリットなどがありましたら、お聞かせいただけますか?
【児島様】メリットは、受講者数が増加という点ですね。受講のしやすさだけでなく、「テキストのわかりやすさ」から、再受講を申し込まれる方もおり、受講者数が増加したことは言うまでもありません。
ご参考までに、受講者数はどのくらい増加したのでしょうか?
【菊田様】例えば、対面式の最後の講座は開講が出来ない(10人に満たなかった)状態でした。が、現在は、コンスタントにご応募いただいています。あと、もう既に、最高位の資格をお持ちの先生方からも「もう一度学び直したい」ということで、再申込みをいただいたりしています。
一方で、手芸を習い始めたばかりで、講師資格を未取得の生徒さんもご受講されるケースもありまして、かなり門戸が広がったかな、という実感はあります。

通信講座形式でフォローできない「実体験部分」は、次の対策として。目指すは多角的なフォローアップ。

では、足りない部分、これから強化していきたい部分も明確になりましたか?
【菊田様】そうですね、今後は通信講座ではカバー仕切れていない「実体験」部分を強化出来れば、と。
例としてあげれば、ロールプレイングなども取り入れた、実際のやりとり。
実際にお教室で生徒さんに教える際は(人に)対面してやる事になるのですが、それをプログラムの中で実体験、というのは通信講座では不可能。また、先生に直接質問をしたい、というリクエストもあります。
【児島様】なので、そこをカバーするために、定期的に集まって学習会的なものをプラスアルファとして企画し、多角的にカバーする、というアイディアも出てきました。

再受講希望者の理由が「テキストの充実度」。また、「先生」方の口コミで広まり、再受講に繋がる?!いい意味での全体のレベルの底上げに繋がっている。

なるほど。その定期的な勉強会は、新たな付加価値を持つことになり、楽しみですね。
逆に、通信講座だけで完結することは、難しいでしょうか?
【児島様】いえいえ、今のところ比較的に、みなさん「通信講座」で満足をされている、という結果は出ています。やはり、それはテキストにあると思います。
【菊田様】まずは「テキストがいい」という評判が、協会内で広まっていまして…。
私どもは、それを聞いて嬉しい限りなのですが、でも具体的な良さというと、どのようなところでしょうか?
【児島様】無論、対面の授業の際は、「対面を基本」としているので、文字(テキスト)には、そこまで詳細に記載されていない。
「対面授業」中では、口頭説明ありきですすめる。あるいは、スライドワークをしながら授業進行するスタイル。
そうなると、対面式を受講された方にしてみれば、過去の授業を思い出しながら後日必要なときにテキストで振り返る際、そこに全てが書いてあるわけではないので、その時の詳細をなかなか正確に思い出すことが難しい、という事になる。
【菊田様】勿論、自分で補足や備忘録メモを書かれたノートなどはあったのでしょうけども..。
【児島様】ただ、それが通信講座になった場合、対面的では口頭やスライドで説明していた部分もテキストに含まれるので、テキストの充実度が高い。そうすると、通信講座を受講された方達からしてみれば、後日テキストを見直すことが出来る。しかも、先生が語りかけているような内容のものを見直せるので、やはり確実に思い出したり、再確認することが可能になりますよね。
なるほど。確かに、研修の世界では、受講時よりも受講後の振り返りが大切だと言われています。そういった意味ではテキストは、バイブルになりますからね。
【菊田様】それが「噂」や「口コミ」で、通信講座受講者からの感想だとか、また横のつながり等で知れ渡り…。4~5年前に、既に対面受講済みの先生からも、「通信講座の方で再受講したい」という問い合わせがある理由だと思います。
【児島様】これには我々もちょっとびっくりしていまして。この講座自体、無料ではありませんし、また、一度取った資格を二度取る必要は無いので、そういう問い合わせがある、というのは想定外でした..。まぁ、ね。嬉しい事ではあるんですけども。(笑)
縦横のつながりで、ご自身の感想も含めてご伝達いただける。しかもその方の人柄に裏打ちされる「口コミ」ほど信頼度の高い広告はないですからね。素晴らしい先生方に「よいテキスト」とおっしゃって頂けて感動しております。
【児島様】「私達みたいに既に(資格)を取っているものも再受講できるようにして。とても素晴らしいって聞いたから。」なんて言われると、それを聞いていた生徒さんも「あー、先生が言っているんだから、いいんだな」なんてやはり思いますよね。
【菊田様】アドバンス・プログラム制度が開始される以前から高い資格をお持ちの先生が受講されることも増えてきました。お弟子さん達が通信講座で取得されていて、それが今回から「通信講座」で気軽に受講出来るため、ご自身の知識のブラッシュアップの為に受けられているのだと思います。本当、いい意味で全体のレベルの底上げにも繋がっていると思われます。

通信講座テキスト内容の満足度が高いのは「面白さ」。そしてオプションの課題作文は、ご自身の講師養成における「気づき」のいい機会に?!

具体的には、どのような部分で満足度が高いのでしょうか?
【菊田様】やはりテキストのわかり安さ。面白さ。という部分。ユーモアも混じって分かりやすかった、というのがコミュニケーションのコースの場合は結構皆さん言ってくださっています。
【児島様】やはりテキストが面白くて、読みやすいんだと思うんですよ。それでいて「身につく」となると、やはり凄くいいですよね。
【児島様・菊田様】課題の作文が久しぶりみたいで。そしてそれが本当に「自分を見つめ直す機会」になっているようで、よかった、とおっしゃっていただいています。「気づき」とかがあるんでしょうね。自分で書かれていて。

「コミュニケーション」「講師養成」「モノを教えるときの注意点」等で探している方の共通点になりえる。そしてまた、企業だけでなく、様々なジャンルの団体での実績が掲載されていた事も安心感と可能性に繋がった。

多くの研修会社がある中で、なぜシンメトリー・ジャパンにたどり着いたのでしょうか?
【児島様】シンメトリー・ジャパンさんのホームページを拝見した時に「講師養成講座」というワードを見付けました。当会にも「講師養成講座」という講座がありますので、「共通言語だな」「我々の活動を言葉にしてもご理解いただけるだろう」というイメージに繋がりました。
具体的には、どのようなキーワードで?
【児島様】検索のキーワードは、「コミュニケーション」「講師養成」「モノを教えるときの注意点」等で探しました。でも多くの業者さんは企業向け研修サービス。我々のような多少趣味的なモノに対する「指導」や「講師」とはちょっと違う気がしたんですよね。

「通信講座テキスト作成」「課題作成」のみならず、「運営要望を取り入れてカスタマイズしたものの提供」してくれる所が決め手に

シンメトリージャパンに決めてくださった「決め手」がもしもありましたら、教えてください。
【児島様】そもそも御社に「通信教育」というスタイルがあった、というのもあります。ですが、私達の青写真にあった、「通信講座のテキスト作成が可能」、「課題作成可能」、そして何よりも、「運営要望を取り入れてカスタマイズしたものの提供」してくれる、という3点がお話しした際にクリアになった時点で決めました。
本当に色々探し回りました。御社は何よりも「協会関係」へのサービス提供の実績がある、というのも大きく、「もしかしたらここに相談すると話が進むかもしれない!」、という、藁にもすがるおもいで電話をかけました。(笑)
そんな風におっしゃって頂けて、とても光栄です。では最後に一言お願いします。
【菊田様】毎回採点ありがとうございます。受講生の熱意も嬉しいのですが、それを御社の講師陣がきちんと受け止めてくださり、返してくださる、というところにとても感動しています。生徒さんからも、「コメントが嬉しかった」、というご意見もあるので、添削の効果は結構あるようです。
【児島様】僕は御社にやっとたどり着いた時の大変だった頃を思い返していたんですけど(苦笑)、本当に一言「助かった!」しかないです。
今日は貴重なご意見を頂きまして、ありがとうございました。
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